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脱水症&熱中症

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脱水症になってしまったら経口補水液を摂取

脱水症になってしまったら、水と電解質(特に塩分)を速やかに補うことが大切です。軽度から中等度の脱水症における水と電解質の補給方法として、経口補水液の摂取(経口補水療法)があります。

経口補水液とは?

脱水したカラダに必要な水と塩分(Na+)に加え、速やかな吸収のために必要な糖分(グルコース)をバランスよく含んだ組成になっています。

塩分 Na⁺(ナトリウムイオン)+糖分 グルコース(ブドウ糖)→水分の吸収スピードアップ! 脱水したカラダに必要な塩分(Na⁺)を補います/糖分(グルコース)は、水と塩分(Na⁺)の吸収速度をアップする役割があります/塩分(Na⁺)と糖分(グルコース)のバランスがよいと速やかに吸収できます!

塩分(Na⁺)糖分(グルコース)も多すぎても少なすぎても効果が弱まります。

※水やお茶は塩分を含んでおらず、体液の濃度を薄めてしまうため、脱水時の水分補給にはなりません。私たちのカラダは体液を一定の濃度に保とうとするため、余分な水はおしっことして出て行ってしまいます。

経口補水液 Q&A

Q.スポーツドリンクとは何が違うのですか?

経口補水液は、一般的なスポーツドリンクよりも電解質濃度が高く、糖濃度は低い組成となっています。

通常の水分補給であれば、スポーツドリンクでも十分ですが、下痢や嘔吐、発熱、激しい発汗、食事や水分摂取量の不足などによる脱水症には、経口補水液が適しています。

通常の水分補給 = スポーツドリンク
軽度から中等度の脱水症 = 経口補水液

いざという時は素早い対処が必要なので、経口補水液を数本買い置きしておくと安心ですよ。

小児や高齢者でも飲みやすい「ゼリータイプ」もあります。

監修:済生会横浜市東部病院 患者支援センター長
東京医療保健大学大学院 客員教授 
医学博士 谷口英喜先生