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オーエスワンシリーズが
消費者庁から許可を
受けた表示について

表示許可についての解説

(臨床試験結果の概要)
サウナ浴による
健康成人脱水モデルを
対象としたオーエスワン(OS-1)の
水・電解質補給効果の検討

ー市販ミネラルウォーターとの比較試験ー

松隈 京子, 他:薬理と治療 2003;31(10): 869-884

【試験方法】

【対象】

健康な成人男性(12名)、平均23歳

【方法】

同じ対象者がOS-1を飲む日とミネラルウォーター(MW)を飲む日を無作為に割り付けた2群(OS-1群とMW群)からなる試験としました。対象者は、サウナ浴30分後に、体重を測定し、減量分のOS-1もしくはMWを飲用し、その後1時間ごとに体重測定を行い、飲用開始後4時間までの血液・尿検査を行いました。

※室内温度約90℃の乾式サウナに8分~10分入浴し、入浴後室外で10分間の休憩をとりました。この方法でサウナ浴を3回繰り返すことにより、体重の減少率が約2%の比較的均一な脱水状態になりました。

観察・検査スケジュール

【試験結果】

体重変化率

両群ともサウナ浴により体重は約2%減少し、摂取開始1時間後には−0.5%まで回復しました。その後の3時間の体重は徐々に減少しましたが、OS-1摂取群において減少の程度がMW群に比べて小さく、摂取開始2、3、4時間後では両群間に有意差が認められました。

血清総蛋白質

血清総蛋白質濃度は、サウナ浴により上昇が認められましたが、OS-1群では摂取0.5時間後には7.1±0.4g/dLと前値である7.2±0.4g/dLとほぼ同じ値にまで回復しました。一方、MW摂取によっても血清総蛋白質濃度は時間とともに減少しましたが、前値付近まで回復したのは摂取開始4時間前後でした。試験食品摂取開始0.5、1、2,3時間後において両群間に有意差が認められました。

血清ナトリウム濃度

血清ナトリウム濃度は、サウナ浴により上昇しました。OS-1またはMW摂取により、0.5時間後ではともにサウナ浴前の値付近まで回復しました。しかし、MW摂取群においてはその後さらに低下し、摂取1時間後には前値(140±2mEq/L)を下回り、OS-1摂取群に比べて低い値を示し、有意差が認められました。

尿量

MW摂取後の尿量は、OS-1摂取時に比べて常に高い値を示し、摂取開始1〜2時間後においては243±157mlとなり、OS-1摂取の109±64mLに対し有意差が認められました。また、試験開始4時間後までの尿量の合計はOS-1摂取で300mL±140mL、MW摂取で469±272mLとなり、有意差が認められました。

理学的検査

収縮期血圧、拡張期血圧および脈拍数に関して、特に問題となる変動は認められず、両群にも違いは認められませんでした。

【結論】

サウナ浴による過度の発汗に伴う脱水モデルにおいて、OS-1はMWに比べて優れた水・電解質補給効果を示しました。

監修:医療法人相生会 福岡みらい病院 松隈 京子 先生